【レビュー】ラテネコファミリー

他のネコとの比較

さてここからは他のネコとの比較を兼ねて軽く考察してみましょう。あまり大したこと書いてないので、読み飛ばし『可』です。 笑

ですが読むと少しだけシルバニアについて詳しくなれたり、違った見方ができるかもしれませんよ。

まずはこちらをご覧ください↓

過去に発売されたネコを原型の『型』別に分類してみました。

・・・・というか僕が勝手に分類してそう呼んでるだけです・・・

シルバニアに限らずフィギュア、模型、プラスチック成形品などは元となる金型をつくりそこに樹脂を流して大量に生産する工程を辿る訳ですね。

シルバニア人形で言えば更にそこから静電気を帯電させ繊維質の羽毛を吹き付ける、いわゆるフロッキー加工をして完成品となる訳なんですが、一口に『ネコ』と言っても様々な種類の人形がいます。

今回はこの型の違いに注目してみました。わかりやすく『子どもサイズ』の人形で比較します。

シルク型

まずは『シルク型』2009年発売のシルクネコが元祖です。2010年代に発売されたネコの人形はほとんどがこのシルク型、毛並み(フロッキー)の色違いだけ見るとネコの中では最も多い型です。

比べると輪郭が丸みを帯びています。目のパーツも少し中心に寄っていますね。耳もシルク型と比べ近くに寄っているように感じます。

メイプル型

2017年に登場したメイプルネコのメイプル型、通称スコティッシュフォールド型です。このタイプは2023年現在、メイプルネコしかいません。はじめて見たときは『え!?そんな事できるんだ!』と軽く衝撃を受けたのを覚えています 笑

もちろん折れ曲がった耳が特徴なのですが、お餅のように横長な輪郭。ラテネコの方が耳が高い分大きく細身に感じます。

ペルシャⅡ型

ペルシャネコはフロッキーの毛が長いシルバニア界での『長毛種』2015年と2019年に登場した「ペルシャⅠ型」と「Ⅱ型」、そして2000年代に海外でのみ展開されたタイプも存在します。↑は2019年に登場したⅡ型。

『型』の話で言えばラテネコの次に新しいタイプとなります。パッと見た時、同じかな?と思ったんですが全然違いますね!耳のサイズとか目の位置とか・・・。

全体含めた顔のサイズは変わらないのですが耳の占める面積が大きくなった分、小顔効果があるような・・・気がします 笑

鼻の高さも違いますね。

シマ型

2000年代前半を代表するネコが初期のシマネコ そのまま『シマ型』です。シルク型よりもさらに耳が大きく目のサイズが小さめ。より素朴な初期のシルバニアに近い顔立ちをしています。ややこしいですが FS-26 のシマネコファミリーは2014年にリニューアルされた『シルク型』という事になります。

輪郭の形で見るとラテネコに一番近いよう思います。何というか目鼻口の位置のバランスがよくまとまりのあるデザイン。これはラテネコも同じ事が言えますね。

クリーム型

初期のシマネコと交代し2006年に登場したのがクリームネコの『クリーム型』ぷっくりとした口元や優しい色合いが人気で2000年代後半 メインのネコさんでした。(↑は海外版です)

当時としては珍しい『お姉さん』の人形もいたりして、今 20代前半の方には馴染みのあるタイプではないでしょうか?

こうしてみるとかなりの全体のパーツが真ん中に寄っています。目鼻口のそれぞれの位置が近いです。人の顔でも顔全体のパーツが中心によっている方が美形に見えやすい・・・と聞いたことはありますが(真偽の程はわかりません・・)輪郭はラテネコの方が明らかに丸いです。これも丸い顔の方が人に優しい印象を与えやすい?・・・と聞いたことがあります。そのあたりも意識してたりすると面白いですね 笑

ミケ型
※お父さんの人形

最後はちょっと時代を遡って、1996年登場の『ミケ型』です。シルバニアファミリー誕生から約10年ほど経過した頃の型ですね。他にも2003年に森のマーケット限定で販売されたネコファミリー(ホワイトタイプ)がこの型に分類されるのかなと思いましたが・・・どうなんでしょう。

ラテネコと比べても丸みはありつつほっそりとした輪郭。目も小さく素朴な雰囲気が残ります。

雰囲気は違いますが同じ『三毛猫』という共通点があり、平成版と令和版のそれぞれのデザインという感じでしょうか。時代は違えど、同じシルバニア同士、源流にあるものは不変的で可愛さのDNAみたいなものはちゃんと引き継がれているんだなと思いました。

こんな感じで、同じように『ネコ』と言ってもその姿かたちは様々です。

特にラテネコファミリーは色んなネコの『良いとこ取り』をしたようなデザインだなと思いました。

人形の顔というのは開発段階から相当に研究を重ねているそうですから、今回のラテネコファミリーも誕生するまでにかなり手をかけられたと思います。

だって新しい人形の情報が出るたびに、

『また、猫かぁ〜』

『猫はもういいや〜』

・・・とはならないですもんね!?笑

やっぱり同じネコだけど、欲しい!!ってなりますもんね!? 笑

それは日々、エポック社さんがかわいい親しみの持てる新しい人形の魅力を探求しているからだと思いますし、シルバニアの面白い部分です。

毎回毎回、人形のレビューだけはかなり真面目に書いているつもりです(他は手抜きという訳じゃなくて・・笑)

それはなぜか?というと

自分じゃ作れないから

シルバニアに合いそうな洋服や家具、ミニチュアやハウスは頑張ればなんとか・・・というのはありますが、人形だけはハンドメイドできないので・・。

約40年の歴史の中でも、こと『人形』においてはオリジナリティのある、シルバニアのアイデンティティなのかなと思います。これだけ人気コンテンツになった理由はたくさんあるんでしょうけど

やっぱり人形がかわいいからでしょう。

そこにメーカーさんが込めた熱い想い、『ロマン』みたいなモノを感じるんですよね~ 笑

考えすぎかな?笑

という事で今回はこの辺で終わろうかと思います。いろんな視点でシルバニアの事を見てみるのも楽しいですよ。

お読み頂きありがとうございました。

それでは、また!

タイトルとURLをコピーしました