今回は2022年発売の新商品レビューの記事です。シルバニアファミリーといえば広く世界中で愛される玩具。その大きな要因となっているのは優しくかわいい見た目の動物達もそうですが、やはり「ドールハウス」遊びとしての側面が大きいかと思います。
今日はそんなシルバニアを代表するお家「赤い屋根の大きなお家」をじっくりと見ていきたいと思います。
赤い屋根の大きなお家-屋根裏はひみつのお部屋-
メーカー希望小売価格 | 9,878円(税込) 8,980円(税抜) |
発売日 | 2022-07-02 |
品番 | ハ-51 |
外観
言わずとしれたシルバニアファミリー伝統のお家にして『赤い屋根』の名前を継承する正統派のハウス。シルバニアといえばこのお家でしょう。初版は2017年のリリースで5年ぶりにリニューアルされました。
外観はお馴染みのデザイン。閉じた状態でどこから見てもお家らしい作りが素晴らしいですね。
90°に展開できる他
180°展開も可能。床パーツと組み合わせると飾るにも遊ぶにも十分な大きさです。
ドア 窓 柵
ドアや窓枠、外壁にも細いレリーフがあります。
バルコニーは5つの柵で囲まれています。ここもちょっとした撮影スポットてすね。
その他、お家の内側に取付けられる柵が2個とラウンド型が1個。
この白い窓も3つあって取り外しできます。(あまり外すことはないと思いますが・・・)
このお家の名前にもなっている『赤い屋根』ですが彩度は強くなく少し落ち着いた『赤』。茜色に近い感じでしょうか?光の種類や当たり具合で雰囲気も違って見えますね。洋瓦と和瓦を合わせたかのような不思議なデザインです。
屋根裏
それでどこが変わったのか?というと『屋根裏』ですね。ここが新しくできました。はしごが天井から降りてくる仕組みです。
サイズは従来の製品と変わらないのですが、この上になる屋根の脚部分が伸びて、開口部になりました。
どうしても既存のハウスを活かす設計でこのようなデザインになったんだと思いますが、よく考えたな~と感じる反面、新しいアイデアを付け足す為の苦肉の策という感じも・・・笑
折り畳めて収納できるとこは良いですし、こういったお家も面白いなと思いますね。
ありそうでなかった『屋根裏』はしごの横はすべり台?でしょうか?かなり勾配がきつそうです。
右側の小さいお部屋部分は独立しても遊ぶ事ができます。ここも今までと変わりません。
ポスト
付属品は少なく新しく『ポスト』が設置されました。
手前に引くと小包が出てくる仕組み。お家のカラーとあってかわいいポストですね。最近の『ギミック重視』の傾向がこういった小さな部分にも表れています。
床パーツは2枚、表裏で違うデザイン。レンガ組とヘリンボーンのパターン。
階段
移動式の階段は開口部が新たに増設されました。階段下収納として使えたり、人形を入れてちょっとした隠れ家にも良さそうです。
ライト
赤い庇の中には電池のソケットがあり
ちょうど裏面になる位置にライトになるパーツを取り付けます。
下に3箇所スイッチがあって、上に上げると光る仕組みです。
この部分が発光している訳ではないので光自体は非常に小さく微かに灯りが灯る程度ですが(↑は無点灯)遊ぶ分には十分かと思います。別売のルームライトもそうですが玩具の安全上の基準、あまり強く発光する仕組だと危ないので、そういった配慮かと思われます。
また窓の上には別売の『カーテン』を取り付けられるフックがあり、地味ながらもしっかり考えられた設計です。
まとめ
既存のハウスのリニューアル・・・というかマイナーチェンジモデルといった感じでしょうか?自分自身も(おそらく皆さんも・・)見慣れている事もあってか?あっという間にまとめに辿り着きました 笑
ただこのお家はのロングセラーとして人気がありシルバニアハウスの代名詞と言っても良い商品でしょう。
この1代前の赤い屋根シリーズ『あかりの灯る大きなお家』もリニューアルを経て10年近く販売されていたのを考えるとあと5年くらいはこのお家がメイン、シルバニアの顔として存在するんだと思います。
今年は『日本おもちゃ大賞2022キャラクター・トイ部門』で優秀賞、『おもちゃグランプリ2022』で殿堂入りを達成しています。
ご覧頂いてわかる通りこのお家には「人形」や「家具」などは付属していません。あくまでもお家としての基本機能を満たした設備のみ。これだけではシルバニアで遊ぶ事は難しい・・・
そう・・必然的に人形を買ったり家具を買ったり・・・
『これを買ったらあれもこれも必要になる』ってやつですね~笑
ただ見方を変えれば自分の好きな家具や人形を選んで自分なりの楽しみ方、遊び方ができる!という事なのでそれはとても良い点だと思います。お家ってかなり場所を取るので、あれやこれや置けないですから・・・。
はじめにお気に入りの一軒を選ぶならこのお家はとてもオススメできます。機能性、デザインともにバランスがとれていて申し分ないでしょう。
うちの双子娘たちもファーストシルバニアはおじいちゃん(たかっぺ父)に買ってもらったこのお家でした。はじめて触るドールハウスにそれはもう夢中で夢中で何時間も遊んでいたのを思い出します。
それはただ単に「物珍しかった」とか「可愛いから」とか単純な理由以上に惹きつけられる魅力があったからだと思うんですよね。それこそエポック社が長年かけて積み上げてきたノウハウ・・技術の結晶でしょう。
子供目線で『どういった物が受け入れられるか?』『好きになるか?』を探求していった結果なんだと思いました。
日本に馴染みのなかったドールハウス文化を持ち込み、草分け的な存在になって、遊べるドールハウスとして独自の進化を遂げて約40年の歴史を作ってきた自負がこのお家には詰め込まれていると思うと・・・・
そりゃ〜ゴリ押ししますよ!!笑
メーカーさんとしては・・笑
特に今はクリスマスシーズンですしね・・・だから僕もこうしてレビューを書いてます・・・笑
この商品はお家のみですが、他にも家具や人形がセットになったギフトセットや別バージョンの物が多く販売されています。さらにはプレゼントキャンペーン等でもよく登場したり、このお家を買わないと貰えない限定アイテムがついていたり・・・笑(コレクター泣かせ・・・)バリエーションが豊富です。
このお家に実際触れてみれば『楽しさがわかる』『シルバニアの魅力がわかる』それだけ自信があるんだと思います。
つまり沼に落とせる・・・
失礼・・
シルバニアファミリーというブランドをより認識してもらえる商品なんだと思いました。
大人のファンの皆さんの中にも
『小さい頃、あのお家で遊んだな〜』
という忘れられない思い出の『お家』があるんじゃないんでしょうか?
近い将来、今このお家でたくさん遊んで育った子供達が大人になって懐かしむのがこの『赤い屋根のお家』だったとしたら・・・それってなんかとてもロマンがあると思いませんか?
え?思わない・・・? 笑
これから先のシルバニア史の1ページに名を残すであろニュースタンダード。『赤い屋根の大きなお家』から目が離せない!
・・・・というところで今年最後の商品レビュー終わろうと思います 笑
クリスマスにはぜひシルバニアファミリーで!
お読み頂きありがとうございました。
それでは、また!