今回はシルバニアの単体家具から『テレビ・テレビ台セット』のご紹介です。
メーカー希望小売価格 | 1,078円(税込) 980円(税抜) |
発売日 | 2017-09-09 |
品番 | カ−522 |
言わずとしれたシルバニア家具の定番商品『テレビ』ですがはじめから存在していた訳ではありませんでした。
1985年にシルバニアが発売された当初の説明には
『動物達が森に住んでいるという設定で、ハウスや家具は1900年代はじめのアーリーアメリカン調を取り入れた』
とあります。
そもそものコンセプトが電力や資源に頼らない自然に囲まれた森の中での暮らしだった訳ですね。
人の暮らしが便利になる中で、少しずつ色んな家具が登場し、実生活とかけ離れ過ぎずそれでいて世界観を損ねず・・・暮らしの変化に合わせながらシルバニアも順応していった・・・。そんな感じでしょうか?
『テレビ』というのはバリバリ・・・いやビリビリに『電気を使う』物の象徴。
それに『アーリーアメリカン』な暮らしにテレビなんか存在してなかった訳で・・・笑
登場するまでには色んな試行錯誤があったんだろうな〜と推測します。
今回紹介するテレビは家具単体で店頭でも販売されており、現在入手できる中では最もポピュラーなタイプかなと思います。
それでは詳細を見てみましょうか。
テレビ台(上)、テレビ台(下)、テレビ、
まずはメインのテレビ。現代的なテレビと比べるとかなりクラシカルなデザインです。チャンネルはリモコンではなく「ひねって」回すタイプ。最近の子供達は分かるのかな?これ。
昔ばあちゃん家のテレビがこれでした。実際には動きませんがこれをガチャガチャやって回すんですよね〜。懐かしい笑
アンティークな雰囲気がある方がシルバニアさん達の暮らしには馴染みやすいように思います。
年代的には1960〜70年代のイメージてしょうか?しかしこの頃にワイド画面のテレビはそれ程復旧していなかったと思われます。ここも現代のテレビっぽさを残しつつもシルバニアの雰囲気に合う・・・という感じの折衷案から生まれたのかな?と感じました。シンプルながら非常に秀逸なデザインですね。
気になる画質は・・・
カラーです!!
・・・と言っても実際に動くわけではなくて
トレイがあり取り出せます。
画面シートが6枚あり、これを入れ替えて遊ぶようなしかけになっています。
『ニュース番組風』だったり公式の『風景写真』だったりなかなか印象深い絵柄が多いですね。
テレビ台の上下。今風に言うと『テレビボード』かな?
ところどころに花や植物をイメージした細かい装飾があります。
こっちは溝になっているモールド。
この家具は2017年発売なんですが、この頃から格段にレリーフやモールドのクオリティが上がっているような印象を受けます。
近年ではシルバニア製品の型や試作品を作るのに3Dプリンタが導入されているそうです。
そのエポックさんが導入してるプリンタ性能がヤバくてですね!!笑
『Stratasys J850 』っていう、もうとんでもないシロモノなんですよ!
どんくらい凄いかと言うと・・CADでデザインした製品がそのままでテストショット約36万色の成形色を再現できて・・・・・
(マニアックすぎる為、割愛します・・が)
テレビ台(下)の扉は全て開きます。
テレビ本体を台に後から入れると
このようになります。
いいですね。
台があることでちょっとゴージャスな雰囲気が演出されています。テレビと台の色を分けた事で、のっぺりならない・・・というか調和のとれた組み合わせだなと感じました。
アンティーク調の家具とシルバニアはとても相性の良い組み合わせですが、それを踏まえても、アンティークとは真逆に位置する文明の利器『テレビ』をこのデザインでまとめたのは改めて凄い事だな〜と感心しました。
他にもテレビはいくつか持ってますがこれはもう一世代前の型式だと思います。『箱型』からかなり薄くなってますね。
こうして見るとシルバニアの世界でもちゃんと「進化」している様子が伺えます。
小物入れ、ふた、写真立て
小物はこの3点です。
ビーチの景色が貼られた「写真立て」に
小物入れとふた。こじんまりとしてて可愛らしいです。
お部屋において遊びましょう。
『・・・・・・』
『・・・・・・・』
『なんかさみしいな・・』笑
・・・と思ったので持っている別の小物を入れてみました。かなりいい加減ですがちょっとは賑やかになったでしょうか?笑
『もう少し何か置きたいわ〜』
と感じたそこのあなた!朗報です!
別売のこちら『ソファ・アームチェアセット』を併せて買って頂くと・・・
ほら!素敵なリビングの出来上がり!!笑
一緒に並べると雰囲気が出ていいですよね。さみしく感じたお部屋があっという間に生活感ある優しい空間へと変わりました。
まあ元から合うように作られてますので当然といえば当然なのですが・・・・笑
単体家具はこれ以外にもたくさんあるので、ここから「これもいいな〜」「あれも欲しい〜」となってどんどん沼にハマっていく・・・笑
・・・となったのは、僕だけではないでしょう。
一応、公式サイトのリンクだけ貼っておきますが、ここで踏み止まれるかは自分次第・・・笑
『いや・・私、増やすのは人形だけで十分だから・・』
『全然そんなつもりなくて・・・』
と思っているそこのあなた!!
もう手遅れですよ・・笑
それが証拠になんでこの記事をここまで読んでるんですか!?笑
興味あるからでしょう??
あれ?もうリンクを開きました??
それは良かった・・・笑
これでめでたくお友達ですね!!
『ようこそ家具沼へ』
シルバニアが現在のような人気コンテンツに成長した背景には『小物や家具の緻密さ、精巧さ』という一因があると思います。
それは人形やハウスのように派手さはなくとも『本物志向』を目指してスタートしたシルバニアファミリーの原点とも言える物ではないでしょうか?
形は変わっても、その意思、伝統は常に引継がれていく
そんな事を感じさせてくれる素敵なアイテムでした。この商品はすでに発売されてから5年になる物ですが、とてもお気に入りの家具だったので一度記事にしてみたいなと思っていました。
数年後、この型も『古いタイプ』と呼ばれる日が来ることでしょう。
でもいいんです。そこに変わらぬ『想い』があれば・・・。その時代の子供達に、そして大人達に愛されれば・・・。
喜んで『時代遅れ』と呼ばれてやろうじゃないか!!
(一体何の話・・??笑)
お読み頂きありがとうございました。
それでは、また!